9月 川を感じよう!~川とのつきあい方を遊んで学ぶ~

こんにちは。オッサンのがっくんです。
 今回の水辺の教室のテーマは『川を感じよう~川とのつきあいを遊んで学ぶ~』です。
 場所は鮎喰川行者野橋付近。天気は曇り時々晴れ。風もなく、気温も秋の入り口にさしかかり少しずつ過ごしやすくなってきている一方で                              今シーズン川に入れる日もあと少しとなってきています。
今回も思いっきり楽しんで学ぼう!

今回の進行はクロ。子供たちに問いかけます。
「僕らは川に入る時どれくらいの深さまでなら流されないと思う?」
子供たちの返答は、、、
「首までなら耐えれる!」「深さ1cm!」
強気な意見も超弱気な意見もあったけど、さてどこまでなら耐えれるんだろう??
早速川で試してみる事にしよう。

  

  

「キャー!」
「冷たい!けど気持ちいい!」
楽しい歓声で朝の川との挨拶をひとしきり終えたところで
みんなで記念撮影パチリ。レッツゴー!

先週の雨の影響か少し水量が多めですが、水は比較的透き通っているみたいです。冷たい川の中ですが 歩いているとだんだん体も慣れ楽しくなってきます。
 まずは第1のポイントの堰に到着。セメントで固められた堰の真ん中には 魚道が切られており、そこからは増水中という事もあり猛スピードで 大量の水が噴出しています。そこに木の枝を突っ込むと、もの凄い力であっという間に下流へ流されていきます。 流れは堰の下に勢いよく流れこんでおり、堰下に巻き込まれては 水泳名人でも出てくる事が出来ません。
次のポイントへ向かうべく、魚道から少し離れて流れのないところにダイブ。 少し歩くと川幅に変化があり、二股に分かれているポイントで流れが速くなっているところを発見。 竹林の竹が覆いかぶさり凄く魅力的な流れに見えるのですが……、これはストレーナーと 呼ばれる危険ポイント。
 川幅が狭まり水量が多くなり流れが早いため底の状態が確認できない上に、 竹が流れてきたものをすくって止める”茶こし”の役割をしてしまうため、入ってしまうと 出て来れなくなってしまいます。パッと見楽しいところほど注意が必要です。

ストレーナーの出口を越えたところで、速い流れの中を歩く実験。
流れが速いと膝くらいの深さでも立ってるのがやっと。流されてしまう子もちらほら。 (流されてしまう事が楽しくなってくる子が続出。)
 でも、流れを真横に突っ切るのでなく、流れに半分身を任せながら斜めに渡ると 難なく向こう岸に渡れるんです。川の流れに真っ向から逆らわない事が大切。
 そこから少し川を流れて、橋の下をくぐると流れが一度よどみ、そこから再度速く流れだします。そのよどみを”淵(ふち)”、流れを”瀬(せ)”と言います。 瀬の中の大きな岩の周辺に急に落ちるような流れがありました。
瀬のような流れの速いポイントでの変化のある流れには注意が必要です。

  

ベースキャンプに到着し焚火で暖をとり、待ちに待った昼食タイム。
本日の献立: 炊き込みご飯、ほうれん草のおひたし、具沢山豚汁
キッチンスタッフ: 村上さん、戸田さん、トップさん
冷たい水に冷やされた体にアッツアツの豚汁が染みる!!それはもう幸せです。

午後からはベース前の瀬を渡り、飛び込みポイントへ。
ベース前の瀬は膝下ほどの流れだったけど、スピードが速く力強い。
みんな足をとられてスッテンコロリン。首までは到底耐えられなかったね。。。
飛び込みポイントでは時間が許すまで飛び込み続けていました。ゴムボートで瀬を下ってくるメンバーもいました。

最後は日記を書いておしまい。今回もみんな楽しんでたなあ。
一方で楽しい川遊びと隣り合わせの怖さも肌で感じれた1日だったと思います。 今回出会った”川の危険な場所”や”流された時の感覚”を忘れないようにね。
それは今後の川遊びで役立つはず。

REPORT:がっくん
PHOTO:よっちゃんとトップ
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