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市民河川工学家。

耳慣れない言葉ですね。

大熊孝氏は、新潟大学で河川工学の研究を行いながら、市民と共にNPO法人新潟水辺の会を立ち上げ、長年さまざまな活動を行って来られた、市民に寄り添った河川工学家の方です。

そんな大熊先生には、以前から活動のアドバイスをいただいており、僕たちの市民が行う川づくり活動も早一年が経過したので、活動報告とともに、活動の芯がぶれていないか、アドバイスを頂きに訪問させていただきました。

大熊河川研究所

先にも書きましたが、大熊先生は研究者でもあり、市民と共に活動を行う市民運動家でもあり、国や県の河川検討委員としても、活躍された方なので、官学民の全てに精通されています。そこで、まずはそれらの連携について、お話をお伺いしました。

お話の中で、河川管理者の方が、流域視点で行う河川管理を国家の自然観と定義し、市民が地域で育んだ川との付き合い方や哲学を民衆の自然観と定義。

その間を取り持つのが、河川工学家の役割であると感じました(塩﨑の私見)。

地域毎に、川も、民衆の自然観も特性があり、それらにあった川づくりを行う事が、川と共に暮らし続ける方法であると感じました。

鮭の鍵流し漁の漁具

そして、市民が民衆の自然観をそれぞれ成熟させるには、知性が必要である。知性とは、川は自分の暮らしの中でどんな存在であるかを考える事。そこに居る魚や虫、草木や石一つに至るまで、全てが関係して今の川の姿が成り立っている事(これは、三橋先生の水生生物ワークショップで学ばせてもらった事と通じている)。

そして、人もその関係性の中で、水をいただき、魚をいただき暮らしている事を知る事だと感じました。

そういった関係性を育み、川と付き合っていくことが、市民が行う川づくりの芯となる部分であると感じました。

この川との関係性の捉え方、大熊先生の考えに魅せられて『川づくり』を始めた事を再確認できました。

大熊先生のお話で活動の“芯“を再確認

尊敬する方にお話をお聞きするのはかなり緊張したけど、一言一言、大切なプレゼントをいただいている気分になりました。

また、川が面白くなってしまった・・・。

ぺぺ

雪化粧の越後平野

おまけ

世にも珍しい川の立体交差。

川の上を流れる川。

川の立体交差

★この活動は、2024年度独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催しています。